
上記の記事では米国特許年金の金額や納付期限をご紹介していますが、このようなお悩みはないでしょうか。
- 実際に米国特許の年金納付状況はどうなっているのだろうか?
- 日本におけるJ-PlatPatのように米国特許のステータス情報を調べたいけど、どのデータベースを使えばいいかわからない
- 英語のデータベースはどこを見ていいかわからないので苦手
ということで今回は、米国特許を検索する方法をご紹介させていただきます。
目標は「番号(特許番号や公開番号等)を用いて、米国特許データベースで特許年金納付状況を確認すること」とします。
目標は「番号(特許番号や公開番号等)を用いて、米国特許データベースで特許年金納付状況を確認すること」とします。
Patent Centerで米国特許を番号検索
米国特許を検索可能なデータベースは、EspacenetやGoogle Patents他にも様々ありますが、米国特許検索では王道のPatent Centerを使っていきます。
Patent Centerは、アメリカ合衆国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office、通称USPTO)が提供しており、米国特許の年金納付状況はもちろん、登録公報のダウンロードや包袋閲覧も可能になっています。
まずはGoogle他の検索エンジンにて「patent center」と検索します。
すると、検索結果上位に「Patent Center - USPTO」が表示されますので、こちらをクリックします。
Patent Centerは、アメリカ合衆国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office、通称USPTO)が提供しており、米国特許の年金納付状況はもちろん、登録公報のダウンロードや包袋閲覧も可能になっています。
まずはGoogle他の検索エンジンにて「patent center」と検索します。
すると、検索結果上位に「Patent Center - USPTO」が表示されますので、こちらをクリックします。

もちろんUSPTOのトップページ(リンク:https://www.uspto.gov/) からでもPatent Centerに入れるのですが、少々わかりづらいので検索エンジンから直接Patent Centerに飛んだほうが早いと思います。
Patent Centerのトップページ(リンク:https://patentcenter.uspto.gov/) です。
Patent Centerのトップページ(リンク:https://patentcenter.uspto.gov/) です。

番号検索する
ページ中央にある検索欄に番号を入力して検索を行います。
番号の種類は左のプルダウンにより出願番号や登録番号等から選択可能です。
番号の種類は左のプルダウンにより出願番号や登録番号等から選択可能です。

年金納付状況を調べる
検索を実行すると、検索した特許の書誌事項データが出力されます。
公報のダウンロードが可能でタブを選択することで包袋閲覧もできます。
今回は年金納付状況を調べたいので、「Pay maintenance fees」をクリックします。
公報のダウンロードが可能でタブを選択することで包袋閲覧もできます。
今回は年金納付状況を調べたいので、「Pay maintenance fees」をクリックします。

画面が「View and Pay Fees」に切り替わります。
(年金納付状況を確認するだけならView and Pay Feesに直接アクセスしてもよいですが、応用が利かないために割愛しています)
(年金納付状況を確認するだけならView and Pay Feesに直接アクセスしてもよいですが、応用が利かないために割愛しています)

この画面で年金納付状況を確認できます。

年金納付状況の見方
上図の赤枠を拡大しました。
Paidなら納付済みでありStatementから納付明細PDFをダウンロードできます。
Dueは納付可能期間だが未納付であること、Not Dueは納付可能期間でないことが記載されています。
Paidなら納付済みでありStatementから納付明細PDFをダウンロードできます。
Dueは納付可能期間だが未納付であること、Not Dueは納付可能期間でないことが記載されています。

このことから、この特許は3.5年の年金は納付しているが7.5年の年金はまだ納付していないことがわかりました。
まとめ
以上、Patent Centerでの米国特許の検索方法でした。
どこを見ればよいかさえ分かれば、英語をほとんど読むことなくPatent Centerで検索できてしまいます。
「外国のデータベースは英語でよくわからない……」という方でも、この番号検索なら簡単と思っていただけたのではないでしょうか。
年金未納のまま米国特許を放置していたけれど後からやはり必要になったという場合でも、米国では比較的シンプルに特許を復活させる手続きを行うことができます。
ロジック・マイスターには、米国特許の復活手続のノウハウがございますので、ぜひお気軽にご相談ください。
どこを見ればよいかさえ分かれば、英語をほとんど読むことなくPatent Centerで検索できてしまいます。
「外国のデータベースは英語でよくわからない……」という方でも、この番号検索なら簡単と思っていただけたのではないでしょうか。
年金未納のまま米国特許を放置していたけれど後からやはり必要になったという場合でも、米国では比較的シンプルに特許を復活させる手続きを行うことができます。
ロジック・マイスターには、米国特許の復活手続のノウハウがございますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ロジック・マイスター 編集部
ロジック・マイスター編集メンバーが、特許・知的財産に関わる皆様のために様々な切り口からお役立ち情報を紹介します!